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200807
孤独な人の言葉
- 2008-07-29 (Tue)
- -短編千話-
どうして平気だなんて言い切れてしまうのだろう。
ヘラヘラと笑う強さは、どこから来るのだろう。
なにもわかりもしないで、と思っているくせに
本音を隠そうとするのは、どうしてなんだろう。
人間は所詮、五感だけが真実だと言うのに
行動だけで、何を悟らせるつもりなんだろう。
…あぁ、そうか。
見透かされることに抵抗はないけれど
吐き出すことには躊躇するんだ。
弱さを見せることって、本当に勇気がいる。
それだけの人間なんだって認めてしまうようで怖くなる。
まさに自信のなさの象徴だ。
本当は、心の弱さを、わかって欲しい以上に
心の内を見せたくないんだ。
作り上げた人格という仮面をかぶって
いい子、いい子でいたいんだ。
代償は、孤独。
どんな重い荷物も、どんな痛みも 受け入れていかなきゃいけない。
平気だよって、ヘラヘラ笑って
耐え忍び、過ごして行かなきゃいけない。
だけど、わかった。
どれほど重い荷物を背負っても
どんな孤独に襲われようと
真実を曝け出すくらいなら、心の奥を見せるくらいなら
死ぬまで孤独でいい。
ヘラヘラと笑う強さは、どこから来るのだろう。
なにもわかりもしないで、と思っているくせに
本音を隠そうとするのは、どうしてなんだろう。
人間は所詮、五感だけが真実だと言うのに
行動だけで、何を悟らせるつもりなんだろう。
…あぁ、そうか。
見透かされることに抵抗はないけれど
吐き出すことには躊躇するんだ。
弱さを見せることって、本当に勇気がいる。
それだけの人間なんだって認めてしまうようで怖くなる。
まさに自信のなさの象徴だ。
本当は、心の弱さを、わかって欲しい以上に
心の内を見せたくないんだ。
作り上げた人格という仮面をかぶって
いい子、いい子でいたいんだ。
代償は、孤独。
どんな重い荷物も、どんな痛みも 受け入れていかなきゃいけない。
平気だよって、ヘラヘラ笑って
耐え忍び、過ごして行かなきゃいけない。
だけど、わかった。
どれほど重い荷物を背負っても
どんな孤独に襲われようと
真実を曝け出すくらいなら、心の奥を見せるくらいなら
死ぬまで孤独でいい。
夏の終わりと
- 2008-07-25 (Fri)
- -断簡零墨-
蝉時雨 包まれし草いきれ
大人になりきれない二人を
夏だけが追い立てた
夕立に笑い花火に泣いた
波と潮に悟られて知る時の経過
やがて、ひぐらし
恋が終わる
不器用な愛
- 2008-07-21 (Mon)
- -花鳥風月-
揺り籠をゆらす手のように
守られていた
焼けた肌に滲む汗が
「愛している」と囁いていた
泣くことを教えられ
流した涙が「愛している」と
繰り返していた
いつも二人、不器用だったね
空け行く空を 眺めながら
欲張りな愛が加速して行く
欲しくて欲しくて見失う理性
欲しかったのは時間
足りないのも時間
抑えきれない感情に
すれ違う時が狂わせて行く歯車は
愛しているも、さよならも
ありがとうも、ごめんね、もなく
静かに
静かに
終わりを告げる
守られていた
焼けた肌に滲む汗が
「愛している」と囁いていた
泣くことを教えられ
流した涙が「愛している」と
繰り返していた
いつも二人、不器用だったね
空け行く空を 眺めながら
欲張りな愛が加速して行く
欲しくて欲しくて見失う理性
欲しかったのは時間
足りないのも時間
抑えきれない感情に
すれ違う時が狂わせて行く歯車は
愛しているも、さよならも
ありがとうも、ごめんね、もなく
静かに
静かに
終わりを告げる
それからの日々
- 2008-07-17 (Thu)
- -花鳥風月-
貴方が心配するようなことなど何もないわ
だって私は生きている
笑っているし食べている
脈打つ鼓動は正常に動き
明け行く空に繰り返す日々
貴方が心配するようなことなど何もないから
慰めも自惚れも捨ててちょうだい
データなら全て消したわ
音も写真もアドレスさえも
あの日、貴方が言った「君は強い子だから」
私は今日も実践している
心配しないで、哀れまないで
探さないで、どうか忘れて
貴方のことなど
探さないし、もう逢わない、忘れない
だって私は生きている
笑っているし食べている
脈打つ鼓動は正常に動き
明け行く空に繰り返す日々
貴方が心配するようなことなど何もないから
慰めも自惚れも捨ててちょうだい
データなら全て消したわ
音も写真もアドレスさえも
あの日、貴方が言った「君は強い子だから」
私は今日も実践している
心配しないで、哀れまないで
探さないで、どうか忘れて
貴方のことなど
探さないし、もう逢わない、忘れない
寝不足
- 2008-07-11 (Fri)
- -花鳥風月-
泣きたくなる夜を泣かずに越えたら
孤独な朝は眠気で紛れる
いつもいつも、どんな毎日も
寝不足くらいで丁度いい
痛みも寂しさも、なにもなかったように眠れるのなら
お金も仕事も友達も
満たされないくらいで丁度いい
誰かの面影だけを追わずにすむのなら
満たされなくていい
繰り返すように生きている
埋められない大きな穴を
ヘドロを重ねた低質で補い生きている
そして今日も、寝不足に揺らぐ、幸福な私の一日が始まる
孤独な朝は眠気で紛れる
いつもいつも、どんな毎日も
寝不足くらいで丁度いい
痛みも寂しさも、なにもなかったように眠れるのなら
お金も仕事も友達も
満たされないくらいで丁度いい
誰かの面影だけを追わずにすむのなら
満たされなくていい
繰り返すように生きている
埋められない大きな穴を
ヘドロを重ねた低質で補い生きている
そして今日も、寝不足に揺らぐ、幸福な私の一日が始まる
汚れた楽園
- 2008-07-06 (Sun)
- -花鳥風月-
コンビナートが反射する海岸線には
消えない白煙が空を仰ぎ
暗闇の中
上へ上と立ち上って行く
俯いた海に映し出される光からは
澱んだ灰色の水と潮の匂い
― いつまでも響く機械音 ―
熱も冷めぬ夏の真夜中
「幸せになろう」と繰り返しながら
二人の未来を願い続けた
あの場所は
絶望的に美しい汚れた楽園
消えない白煙が空を仰ぎ
暗闇の中
上へ上と立ち上って行く
俯いた海に映し出される光からは
澱んだ灰色の水と潮の匂い
― いつまでも響く機械音 ―
熱も冷めぬ夏の真夜中
「幸せになろう」と繰り返しながら
二人の未来を願い続けた
あの場所は
絶望的に美しい汚れた楽園
未来ばかり見ていた
- 2008-07-03 (Thu)
- -花鳥風月-
僕たちは
「幸せになろう」
そう、幾度となく繰り返した
今、過ごしている時の価値を
見捨てるように
見えない未来ばかりを見据えていた
遥か遠くの明日を夢見た
幸せな今を欲張りたかった
触れ合う温もりを独占したかった
「悲しみは分け合おう」
そんな風に
「一人じゃないよ」
洗脳するよう繰り返し
そう
約束だけが「真実」なんだと
勘違いしていた
あぁ、未来だなんて
どうでもよかった
二人でいられたら
ただそれだけでよかったのに― ・ ・ ・
この唄の、もうひとつのバージョンは、次回・・・・
「幸せになろう」
そう、幾度となく繰り返した
今、過ごしている時の価値を
見捨てるように
見えない未来ばかりを見据えていた
遥か遠くの明日を夢見た
幸せな今を欲張りたかった
触れ合う温もりを独占したかった
「悲しみは分け合おう」
そんな風に
「一人じゃないよ」
洗脳するよう繰り返し
そう
約束だけが「真実」なんだと
勘違いしていた
あぁ、未来だなんて
どうでもよかった
二人でいられたら
ただそれだけでよかったのに― ・ ・ ・
この唄の、もうひとつのバージョンは、次回・・・・
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