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200803

勝敗

残骸みたいに散らばったのは
吐き捨てられた言葉の破片

真実なんかじゃないんだよね、と
拾う傍から傷付いている

何かを認めることは難しい
信じなければ
痛むことなどないんじゃないかと
なおさら傷を悪化させる

依存する心を盾に
解いた我儘を武器にして

許さない「さよなら」の言葉
増える残骸


小さな欠片に傷だらけの私と
積もった言葉に
刺さった貴方の駆け引きは

まだ終わらない


愛なんて


痛みを恐れたものの負け

傷跡

  西暦が大きく変わる世紀末
  命の半分を失ったんだ


  どんな誤解も受け入れて
  どんな明日も怯えずに
  どんな希望も放置して


  毎日、毎日、ただ
  死に切れなくて生きてきた


  皮膚をむしり変色し
  アザになった、そこは醜く
  暗闇の中
  私の爪は真っ赤だったよ

  だから
  だから、ねぇ
  あたし生き続けてやるんだ

  こんな想いのままで
  終わらせたりしない


  いつか、もう一度
  その温もりに触れられる時まで
  今も残る、このアザを撫でながら
  生きて生きて、生き抜いてみせる

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早春

   見えない力で引き寄せられる僕達のこの瞬間

   なごりの雨
   春寒の夜

   君に逢う遙か遠くに霞む月

   結ばれないと知りつつ力に逆らう強さもない


どうしようもなく

時々、右手を握り締めては左手で、それを包み込む
大人になってついた僕のクセ

街中で
会話の途中で
眠りの中で −

何の前触れもなく
震えが止まらなくなるんだ

大切なモノを手放した後悔と
心の痛みは消えることなく
いつも僕を苦しめている

これが僕に与えられた
罰だと言うなら

この身体の一部を捥ぎとって
いっそ、全部、剥ぎ取って

何だって構わないから
どうなったって構わないから



粉々に壊れて落ちてしまいたい

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