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200710

何処へ

疲れた体はギシギシと音を立て
歪んだ心はグルグルと色を濁し


私は私を失って行く


一定レベルでの喜怒哀楽
常識という檻の中で動いている
差し障りのない日常

なりたかった大人になれず
寄り添いたかった人には届かず
身も心も行き場を失くし


そして私は、何処へ向かう

僕の罪

  空が映し出す
  月は泣いている

  夕闇は僕を傷付けている

  繰り返す朝も 眩しい日差しも
  君の面影に追い立てられ

  凍える冬
  夜の静寂が孤独を煽り
  雨は僕の道を壊し
  忘れるなよと、釘を刺す


  許しがたい僕の罪を
  宙が生きろと制裁する

選択

幾度となく繰り返す夢は
密やかに
貴方と彼を天秤にかけた、あの瞬間


貴方を選ばなかった、その選択は
今でも「間違い」だったのかと
問いかけられている


結果は見えていた
幸せになどなれない事
今の私など存在しない事を
それが正しい答えだったんだと
今の私は知っている


だけど ねえ
選んだのは心ではなく幸せの選択
愛を選んだわけじゃない


ずる賢く大人だった私の常識的な選択は
今でも夢にうなされながら
罪意識に日々、殴られている


時の経過

  深夜のTVはまるで渋滞のクラクション
        意味なく騒ぎ立て、孤独をあおる雑音


    見上げた空
              春がきて夏は迫る
                     秋は忍び冬は叫ぶ


   幾度となく繰り返す季節に背を向け光を閉ざし
          暗闇で数える貴方のいない 時の経過

メール

   ずっと保存したままのメールを
   幾度となく読み返し
   泣きながら支えられながら
   此処まできたけど


   この携帯、もう動かなくなりそうだよ


   時間の経過は時に残酷ね
   歩き出せと言われているみたい


   まだこんなにも逢いたいのに


   知らなかったよ
   科学の脆さと機械の冷たさは
   人の心も脆くするんだって

   そうだね
   私も、歩いていかなきゃね・・・















※およそ私らしくないフレーズが突然、浮かんだので
 思い切って書いてみました。
 時々、こんな事がありから不思議です・・・

青い三日月

見上げた空に浮かぶ、青い三日月は
いつも私達の声に耳を傾けていた
静かに、そして優しく。


いつか貴方が言ってくれた夢の話を
私、今でも覚えている
その夢に寄り添い叶えることが
私の夢でもあったのに
若さは、ただ残酷に環境や希望を破壊して行く


いつまでも終わらない夏が、凍えそうな冬を待っている
途切れた記憶が、再生される時を待っている
三日月は静かに私の叫びを、聴いている


あの人の夢は叶ったのに
ねぇ、私の夢が、まだ叶わない


                    やがて、それは慟哭になる


今でも好きな人

好きだった。
何もかも大好きだったのに

会いたいと言われ、会えなくなった



遠くから私の不器用を指摘し
それを愛しいと言ってくれたのに

求められるほど、自信をなくして手放した



今でも不器用だった、あの頃が甦る
今の私を駆り立てる
あの頃の自分に負けないよう生きている

月夜の晩に

「寂しいけれど幸せ」彼女は言った
決して誰かに
強がってプライドを維持しているわけじゃない

そう言って自分に言い聞かせなければ
壊れてしまうことを
大切なものを失うことを
誰よりも、知っているからだ

月夜の晩に現る魔物よ
どうか彼を弄り殺して
落ちて落ちて闇の中へ

真夜中に送られてきた彼女のメールは
「寂しいけれど幸せ」
と言う言葉を打ち消すけれど

どんな言葉も届かない
私は…其処にいるのが精一杯だ

さくら

散り損ね蕾のままですがりつく残り桜に

激しく生き急いだ花びら達は
情け深き 瞳で騒めく


強さが何の武器になる


プライドは容赦なく崩れ落ち
綺麗な瞬<トキ>を過ぎた今も
あなたのの残像にしがみつき
ただ
自分本位な愛を語る

そして―
華やかな時を知らず夏は忍ぶ



write 2006 BN

十代の恋愛

若い頃・・・
(この若い、と言うのが幾つの時を指すのか
 人それぞれだけど此処では
 私の感覚で10代とさせて頂きますが)

恋や、愛というものにブレーキがきかなかった。
まるで終点のないジェットコースターに乗っているような…
登りつめては、落とされる、そんな繰り返し。

私はいつも、自分の感情を、堪えなければいけないところで
むき出しにし、気持ちを伝える大切な瞬間、寡黙になった。

そして、失った。

今思えば、とても不器用だったけれど、
しがらみも駆け引きもない
真直ぐで純粋に愛に向かっていた。

大人になると…
しがらみや、環境が気持ちにブレーキをかける。
行くべきところと、終わりを見据え生きて行く人生の一つに
愛を置いて、うまく立ち回ろうとする。

そうやって考えると
私は「いい恋愛をした」と思う。
その恋愛が、どんな終わり方だったのかは
関係ないんだと思う。

沢山、恋をしよう、という
エッセイやコメントを、よく見るけれど多いとか少ないとか
数字じゃないんだって私は思う。

100でも1でもいいから
嘘、偽りなく真直ぐに恋をして欲しい、と思う。

大人になってしまう前に。

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