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200709
記憶の彼方へ
- 2007-09-30 (Sun)
- -短編千話-
遥か、遥かなる昔、僕らは小さな島で生まれ
何かに裏切られる事もなく
何かに傷付く事もなく
愛を語り、寄り添い合い
「次に生まれてくるときも必ず巡り逢おう」と誓った
やがて空は、幾重にも時を繰り返し
僕らは、争いの真っ只中
結ばれぬまま命を落とした
息絶える中、僕らは祈った
「どうか神様、次に生まれて来る時は、争いのない世界へ」
「どうか神様…」
果てしない宇宙(ソラ)をさ迷いながら
神が示すまで、僕らは、静かに眠り続けた。
やがて空は泣き、色を変え
腐敗した世界と科学の中、二人は、泣きながら生まれた。
あんなにも愛し合い、時を越え、此処まで来たのに
僕達は−…
環境や、科学や、人の力に耐え切れず
二人でいることを、諦めてしまった。
あれほど願い、祈り続け
こんなにも現世(イマ)を待ちわびたのに
僕らは何もかもを裏切り、天を見放し
還るべき、その場所から
二人遠ざかり、やがて逝く
「大切な記憶を忘れたまま…」
何かに裏切られる事もなく
何かに傷付く事もなく
愛を語り、寄り添い合い
「次に生まれてくるときも必ず巡り逢おう」と誓った
やがて空は、幾重にも時を繰り返し
僕らは、争いの真っ只中
結ばれぬまま命を落とした
息絶える中、僕らは祈った
「どうか神様、次に生まれて来る時は、争いのない世界へ」
「どうか神様…」
果てしない宇宙(ソラ)をさ迷いながら
神が示すまで、僕らは、静かに眠り続けた。
やがて空は泣き、色を変え
腐敗した世界と科学の中、二人は、泣きながら生まれた。
あんなにも愛し合い、時を越え、此処まで来たのに
僕達は−…
環境や、科学や、人の力に耐え切れず
二人でいることを、諦めてしまった。
あれほど願い、祈り続け
こんなにも現世(イマ)を待ちわびたのに
僕らは何もかもを裏切り、天を見放し
還るべき、その場所から
二人遠ざかり、やがて逝く
「大切な記憶を忘れたまま…」
あの頃
- 2007-09-21 (Fri)
- -花鳥風月-
海沿いの国道は、真夜中まで
オレンジ色した工業地帯
アスファルトをならす爆音は子守歌
束の間の睡眠と
不自由な自由の中で
傷つきながら走り抜けたあの頃は
守るものも
恐れるものもなく
愛だけが、すべてだった
オレンジ色した工業地帯
アスファルトをならす爆音は子守歌
束の間の睡眠と
不自由な自由の中で
傷つきながら走り抜けたあの頃は
守るものも
恐れるものもなく
愛だけが、すべてだった
レクイエム
- 2007-09-18 (Tue)
- -花鳥風月-
小さな街の片隅で通りすぎた風
その肩に寄り添い
その背中を抱きしめ
その腕にしがみついた
あの頃はまるで夢の跡
隣の誰かを傷付けないよう息を殺し
静かに高層ビルへと消えて行く今
「愛してる」
それは
もう二度と、口には出せないレクイエム
その肩に寄り添い
その背中を抱きしめ
その腕にしがみついた
あの頃はまるで夢の跡
隣の誰かを傷付けないよう息を殺し
静かに高層ビルへと消えて行く今
「愛してる」
それは
もう二度と、口には出せないレクイエム
共に生きよう
- 2007-09-11 (Tue)
- -短編千話-
君の背負ってきたものなんて、僕には想像もつかないよ。
その痣は一生、消えないんだろう?
その傷は二度と癒えないんだろう?
僕なら…僕だったら…
君が今、泣かないのは
乗り越えるために痛みを捨てたから、なんだろう?
君が今、笑っているのは
乗り越えるために過ごした日々を忘れずにいるからなんだろう?
どんな想いで、何を求め、何を捨て
君が今日まで生きてきたのかを思えば
君を守りたい、だなんて、見当違いもいいとこだ。
だから僕は、何も言わない。何も言えない。
君の傍にいるために考えぬいた
唯一の言葉を今日、言おう。
「命尽きる、その瞬間まで、共に生きてくれないか」
その痣は一生、消えないんだろう?
その傷は二度と癒えないんだろう?
僕なら…僕だったら…
君が今、泣かないのは
乗り越えるために痛みを捨てたから、なんだろう?
君が今、笑っているのは
乗り越えるために過ごした日々を忘れずにいるからなんだろう?
どんな想いで、何を求め、何を捨て
君が今日まで生きてきたのかを思えば
君を守りたい、だなんて、見当違いもいいとこだ。
だから僕は、何も言わない。何も言えない。
君の傍にいるために考えぬいた
唯一の言葉を今日、言おう。
「命尽きる、その瞬間まで、共に生きてくれないか」
居場所
- 2007-09-05 (Wed)
- -花鳥風月-
見えない力の重圧に耐えきれなかった弱き心
時を繋ぐ糸は途切れ
心壊れ
裸足で逃げ出したあの日から
吐くばかりの息が部屋を覆う
開けたクローゼットに眠るあの日のジャケット
立ち向かえず手放した痛みを毎日見ている
何もいらない
愛する事も愛される温もりも
もう何もいらない
だけど ただ一つ
二度と泣かない居場所を下さい
時を繋ぐ糸は途切れ
心壊れ
裸足で逃げ出したあの日から
吐くばかりの息が部屋を覆う
開けたクローゼットに眠るあの日のジャケット
立ち向かえず手放した痛みを毎日見ている
何もいらない
愛する事も愛される温もりも
もう何もいらない
だけど ただ一つ
二度と泣かない居場所を下さい
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